文字サイズ調整

企業支援事例

サービス業
配車システム導入で業務を効率化
事業所名
有限会社鹿島タクシー
業種
補助金支援を活用して動態管理システムを導入。実車率向上や燃料費削減を実現し、労務環境改善にも効果を発揮している。持続可能な運行体制づくりに挑戦している。
支援分野
  • 生産性向上(業務効率化)
従業員数
23人 他役員4人
相談内容(課題)
■現在の経営状況(現状)
松江市鹿島町にてタクシー事業、バス事業、送迎バスの運行を営む旅客運送業です。昭和44年に現代表の祖父が個人創業され、昭和62年に法人化。令和2年6月に現代表の物部淳治さんが3代目として事業承継されました。コロナ禍での事業承継を経て、タクシー事業のデジタル化に着手。配車業務へのIT導入により、売上アップ・業務効率化・労働環境の改善を実現しています。

■相談内容(課題)
コロナ禍によるタクシーの需要減をきっかけに会社の経営基盤の見直しが課題でした。新たな取り組みとして配車業務へのシステム導入を検討しましたが、保有している8台のタクシーで投資回収ができるのか自信がなく、導入を躊躇していました。
巡回に来た青戸指導員に相談すると「飲食・商業・サービス業新事業展開支援補助金」を活用すれば導入コストが抑えられるし、商工会が伴走支援するので一緒に事業計画を作成しましょう!と背中を押してくださいました。
支援内容
補助金に挑戦するにあたっては事業計画の作成や実績報告で支援をいただきました。特に不安だった費用対効果の面では、青戸指導員の指導のもと、導入後の輸送回数や輸送人員など具体的な数値まで落とし込んだ事業計画を作成し、会社にとって本当に必要な投資か確認しました。
結果、十分な投資効果が得られることが分かり導入の判断に踏み切ることができました。コロナ禍・2024年問題を乗り越える重要な経営判断ができたのも商工会の支援あればこそです。
活用した支援策
飲食・商業・サービス業新事業展開支援補助金:動態管理システムを導入による実車率のアップ、燃料費の削減、効率的な人員配置が可能となる
支援の成果
補助金を活用することにより、令和4年8月に動態管理システムを導入。車両の位置情報や運行状況がリアルタイムで把握できるようになりました。迎車依頼時に到着時間を伝えることができるようになり機会損失が減少、実車率は1割もアップしました。また無駄な走行が減少し燃料費の削減に繋がっています。効率的な人員配置も可能となり、従業員の勤務時間インターバル確保など労務面でも好影響が出ています。
今後の目標等
タクシー利用者の減少と運転手不足が深刻な課題となっており、今後は更なる効率的な運行を目指し、地域の実情に合わせた持続可能なビジネスモデルを構築していきたい。
事業者の声
地域密着のタクシー会社として、地域と共に歩み、安全・安心な移動を提供し続けます。これからも商工会とともに元気がある鹿島町を作っていきます!
  • 事業所名:
    有限会社鹿島タクシー

PAGE TOP